映画「プーと大人になった僕」あらすじ

「くまのプーさん」はディズニー映画で有名ですが、A・A・ミルンの児童小説が原作となります。「プーと大人になった僕」は「くまのプーさん」の後日談というか、その後の話になります。プーさん達と暮らす100エーカーの森を出て、大人になったクリストファー・ロビンが成長し、家庭を持ち、働く中でいつの間にか失ってしまった大切な物をとりもどすというお話し。
映画は、まず寄宿学校に入学するために森を出ていくクリストファー・ロビンの送別会を開くシーンから始まります。「君たちのことは絶対に忘れない」と約束したロビンですが、成長し、戦争を経験し、結婚し、子供が生まれてからは仕事に追われ、普通の大人になっていきます。そして、旅行カバンを製造販売する会社に勤めますが、営業不振から経費節約を迫られ、それを打開するために妻や子供を顧みることなく、仕事に追われ続ける日々を過ごしています。娘のマデリーンは、休暇が終われば寄宿学校に入ることが決まっており、家を出なければならない上に、一緒の休暇すら過ごしす事の出来ない父親=クリストファー・ロビンにとても寂しさを感じています。ロビンの妻イヴリンも、家庭を顧みない夫に不満をぶつけますが、ロビンにはどうすることも出来ません。そうして、妻と子はロビンの故郷の村へ、ロビンは一人淋しくロンドンで仕事をしています。
その頃、ロビンを待ち続けるプーは、友達が森からいなくなったことに慌てます。一人では解決できないため、ロビンを頼ってロビンの下へ。公園で仕事が上手くいかずに黄昏れていたロビンは、プーと奇跡の再会をするのですが、それを喜ぶどころか、何とか100エーカーの森にプーを返そうとします。プーが出てきた木の穴が使えなかったため、やむを得ず昔往き来をしていた故郷の田舎のところへ。でも、ロビンは仕事優先のため、折角故郷にいる妻子に会おうとせず、さっさとプーを森に連れて行きます。
懐かしの森で、昔の友達に出会い、幾つもの問題を解決してやるも、やはり仕事が気になるロビンは、結局プーを残してロンドンに戻ります。でも、その時に大事な書類を置き忘れたことに気づかずに…。
それに気づいたプー達は、書類を届けようとロンドンに向かいます。その時、マデリーンに見つかってしまうのですが、さすがに親子だけあって、プー達と打ち解けたマデリーンは一人(とプー達)でロンドンを目指します。ロンドンでロビンの会社に向かうまでにいろんなトラブルに巻き込まれます。一方、マデリーンが行方不明になって慌てるイヴリン。ロビンに相談するためにロンドンへ向かいます。
ようやく親子三人がロンドンで再会を果たしますが、最後の最後で折角の書類が風に飛ばされてしまい、万事休す、となりますが、その時残った書類をみたロビンは解決策をひらめいたのでした。
こうして、無事に会社の危機を乗り切ったロビン。親子三人にプー達と幸せに過ごすのでした。

映画「プーと大人になった僕」感想

ディズニーのキャラクターの中でも大好きなプーさんの出る話なので、とても楽しみにしてました。アニメと違い、見た目は違うプーさんでしたが、ぬいぐるみが一人で動き回る姿は、CGと判っていても物語に没入できました。
あれだけ仲の良かったプー達と別れ、当初はプーの絵を描くくらい忘れられないロビンも、実際の生活の中では徐々にその気持ちを忘れ、恋人が出来、結婚し、子供が生まれた頃にはすっかり普通の人となっていました。そして、その大事な子供のことすら眼に入らなくなるくらいに仕事に追われる日々。子供の気持ちがわからなくなる、今の大人と全く一緒です。
そんな時、プーと再会するロビン。昔通りに友達の困った、を解決してやりますが、やはり気持ちは仕事の事。家族を残してロンドンに戻っていくロビンには説教でもしてやりたい気分でした。でも、トラブルから大事な書類を届けに現実世界にやってきたプーが娘と出会ってから物語は佳境を迎えました。親の庇護の下でしか遠出をしたことがなかったマデリーンは父親のために冒険を始めます。そしてそれを手伝うプーとその仲間。アクシデントを乗り越えて届けるも、全てが徒労に終わるかと思えたときにロビンは森で仲間の問題を解決したときのように、自分の問題も解決します。やや、強引な解決法だなぁと思わなくもないですが、こういうときヒーローは颯爽と解決しないと絵になりません。無事に問題を解決し、家族との絆、プーさん達との絆を取り戻したロビンを見たときは、とても幸せな気分になれました。